埼京線戸田駅(上戸田二丁目 元蕨第三公園)

上戸田二丁目 元蕨第三公園

住宅地を、南へ。
東西に伸びる、市役所通りを越え、南へと、歩いていく。
しばらくして、元蕨第二公園。
第一から第二、になっているが、実は、本来の、元蕨に、近付いているので、番号のつけ方としては、逆だ。
たんに、現在の、市役所から、近い順に、第一、第二、となっているだけだろうけど。
そして、さらに、南へ。
今度は、元蕨第三公園がある。
この、元蕨第三公園と、南側、光明寺のあるあたりが、元の、蕨城だったらしい。
また、ここから、南側、荒川北岸に、百の井屋敷、というのがある。
その、百の井屋敷、どうやら、元の、蕨城の、前身だったようなのだ。
さらに言うと、百の井屋敷のある場所、鎌倉時代の武士団、戸田氏の、拠点、となっていたらしい。
荒川の、岸辺に、拠点が、あったとすると、おそらく、戸田氏、荒川の水運を、担っていたのだろう。
ひょっとしたら、鎌倉時代、百の井屋敷は、戸田屋敷、戸田館、あるいは、戸田城、と呼ばれていたのかも。
鎌倉時代が、終わると、戸田氏は、いなくなり、その拠点は、百の井屋敷へ。
歴史は、流れ、荒川から、ちょっと、奥まった場所、元の蕨へ、移動。
最終的に、今の、蕨、というところだろうか。
(2011年10月記)