南武線矢向駅(矢向駅西口駅前広場)

矢向駅西口駅前広場

住宅地を、北へ、北へと、歩いていくと、ちょっと、賑やかになる。
すぐに、矢向駅西口駅前広場。
広場、というほどには、広くはないが。
駅の開業は、昭和の初め頃。
さっき、跡地を通ってきた、川崎河岸貨物線も、同じ頃の、開通だ。
また、川崎駅までも、同じ時期。
矢向駅から、路線、二方向、ということなのだろう。
貨物と、旅客を、分けたのかな。
工場地帯として、盛んだった、ということが、その、理由でないかもしれない。
ただ、実際、当時は、京浜工場地帯として、賑わっていたことは、確かだ。
高度成長を、達成すると、そんな工場地帯は、いらなくなってしまう。
だが、その跡地、バブルの頃は、華やかな、再開発の中心。
いらなくなった工場地帯は、その、華やかさに、紛れ、どこへやら。
でも、しばらくして、バブルは崩壊して、やはり、いらなくなった工場地帯は、静かになっていく。
そして、静かに、今は、山の手に、覆われていっているのかな。
将来は、わからないけど。
そろそろ、帰ろう。
矢向駅で、久しぶりに、南武線
川崎駅で、京浜東北線に乗り換える。
次、訪れるときは、どうなっていることだろうか。
(2011年11月記)