山手線品川駅(東品川一丁目 北品川橋 船泊り)

東品川一丁目 北品川橋 船泊り

がらんとした、幅広の、旧海岸通りを、南へ。
オフィス街、という雰囲気は、すでに、ない。
通りの名前のごとく、海を、感じさせる雰囲気。
もともとの、品川は、こういう感じだった、ということかな。
しばらく、歩いていき、天王洲橋で、運河を、渡る。
このまま、まっすぐ、行っても、仕方がないので、途中、西へ。
街中に、入っていく。
ますます、港町、という感じだ。
西へ、歩いていくと、再び、運河を、越える、橋、北品川橋。
橋から、運河を、見ると、いく艘も、屋形船が、つないである。
所在なげだが、昼間は、たいてい、このように、停泊しているのだろう。
ふと、品川駅の方を、見やると、林立している、高層ビル群。
未来的な空間と、時代から取り残されたような、街並みが、近接していて、不思議な、感じだ。
でも、そういったことどもをも、含めて、年末の一日は、穏やかに、過ぎていく。
橋を、渡った先には、南北に伸びる、八ッ山通り。
(2011年12月記)