山手線品川駅(東品川一丁目 利田神社)

東品川一丁目 利田神社

幹線道路から、ちょっと、外れた感のある、ひっそりとした、八ッ山通り。
南へ、歩いていくと、通りの、西側には、利田神社。
創建は、江戸時代の初め頃。
名前は、ここら一帯の、開拓者、利田吉左衛門に、ちなんでいる。
ただ、開拓、といっても、農地を、作ったわけではないらしい。
それは、現在の、江東区、深川、清澄、も同じ。
佃島、のように、漁撈の、拠点を、整備したのだろう。
境内には、鯨塚も、あったりするし。
ちなみに、明治時代初め頃の、地図を見ると、興味深いことがわかる。
北品川橋で、渡った、運河、実は、目黒川の、河口なのだ。
目黒川は、海に、注ぎ込む直前に、流路を、北に、変えている。
海岸に、沿うようにして、北に、流れ、利田神社の、北側で、東へ。
そのまま、海に、流れ込んでいるのだ。
とすると、利田神社、目黒川と、海岸に、挟まれた場所に、あったわけだ。
当時は、けっこう、風光明媚な場所、だったことだろう。
八ッ山通りを渡り、西へ、向かう。
(2011年12月記)