山手線高田馬場駅(高田二丁目 宿坂通り)

高田二丁目 宿坂通り

北へ向かって、上り坂が、続いている。
坂の名前は、宿坂。
単純に、宿が、あったから、ということらしい。
宿、というと、この間、訪れた、品川宿を、思い浮かべる。
だが、はて、こんなところに、宿場町なんて、あったのだろうか。
想像も出来ないな。
それもそのはず。
あったとすれば、鎌倉街道の宿。
だから、かなり、昔のことなのだ。
しかも、宿だけでは、関所も、あったらしい。
むしろ、関所が、あって、それに付随して、宿が、あった気もする。
いずれにしろ、江戸時代にあった、宿場とは、様相が、違うのかも。
ひょっとしたら、東西に伸びる、神田川の、谷地が、天然の濠、と見立て、関所を、築いたのかな。
ただ、今となっては、どのような、宿、関所、だったのか、昔のことなので、わからない。
そんな、坂を、北へと、上っていく。
(2011年12月記)