京王線初台駅(初台一丁目 玉川上水改正橋跡)

初台一丁目 玉川上水改正橋跡

半蔵門線で、九段下駅に戻り、都営新宿線に、乗り換える。
新宿方面へ。新宿駅を過ぎ、初台駅で、下車。
地上に出ると、南北に伸びる、商店街になっている。
南へ歩くと、すぐに、東西に、伸びる、玉川上水の跡、緑道。
さらに、玉川上水に、架かっていた、改正橋、という橋の欄干が、残っている。
いつできたのかは、わからない。
明治時代初めの地図を見ると、新宿から、甲州街道沿いに、街並みが、続いていて、とすると、かなり、早くから、開けていたと、思われるけど。
ただ、それは、橋を、渡った先、つまり、南側が、開けていないと、橋を、架ける意味がないので、改正橋が、作られたのは、それからだと思う。
もっとも、わからないので、想像してみるしかないのだが。
おそらく、明治時代になって、しばらくして、南側の、代々木と、幡ヶ谷が、合併し、代々幡、という地名になったのだが、その頃、だろうか。
南側の、代々木と、同じ、地域になれば、そちらに、行くことも、あろうし、そうなれば、当然、橋も、必要となるに、違いない。
しかも、橋の名前、「改正」、というのは、いかにも、そのような、事態に、相応しい、と思える。
ちなみに、代々幡は、昭和の初め頃、渋谷区が、誕生したことにより、消滅した。
商店街を、南へと、向かう。
(2012年3月記)