京王線初台駅(代々木五丁目 初台教会)

代々木五丁目 初台教会

山手通り、東側には、初台教会。
まわりの、整備された、景観に、溶け込むような、きれいな礼拝堂。
ちょっと前、山手通りが、拡幅したときに、建替えたようだ。
そんな初台教会だが、この地に、建てられたのは、高度成長期が、始まる頃。
「ALWAYS三丁目の夕日」の頃だな。
当時の、山手通りの、写真を、見ると、長閑、というより、鄙びた感じ。
あるいは、郊外というよりも、地方、田舎、という感じもする。
こんな風だと、山の手、下町、という、区分けは、なかったのかもしれない。
ひょっとすると、山の手が、できあがるのは、この後、高度成長期を経て、だろうか。
山手通りの、開通も、同じ頃、かも。
田舎びた一帯が、急速に、宅地化され、山の手住宅へ。
やがて、バブルの絶頂から、バブルの崩壊。
都心部に、再開発が、集中するようになる。
そして、今は、山手通りも、拡幅され、広々とした道路。
こうした時代の変遷、初台教会は、ずっと、見てきたのに、違いない。
山の手通りを、南へと、歩いていく。
(2012年3月記)