総武線馬喰町駅(薬研堀不動院への通り)

薬研堀不動院への通り

東への道。幟が、並んでいて、さながら、薬研堀不動院への、参道のような、感じ。
ただ、このような、通りは、江戸時代にはなく、新しい道路のようだ。
もともと、この場所、江戸時代の初めは、倉庫、蔵のことだが、が並んでいたらしい。
その、倉庫に、船荷を、引き入れるために、薬研堀が、開削されている。
薬研堀不動院は、当時、薬研堀の、守りとして、移されてきたような、気もするな。
ちなみに、倉庫は、江戸時代の半ばになると、移転。
薬研堀は、不要となったので、途中まで、埋め立てられる。
さらに、明治時代になって、しばらく、残った、薬研堀も、埋め立てられて、完全に、消滅。
もっとも、街が、開かれたのは、薬研堀が、埋め立てられてから、かもしれない。
とすると、こうして、幟の並ぶ、参道が、設えられたのも、それほど、昔のことでも、ないのかな。
通りを、歩いていくと、その先には、両国橋。
(2012年3月記)