中央線阿佐ヶ谷駅(天沼一丁目 桃園川跡)

天沼一丁目 桃園川跡

緑道のようになっていた、桃園川跡、しばらくすると、住宅地の中にあるような、道路になる。
まだ、歩道が、不自然に、広かったりするので、流路跡を、辿れるのだが。
これが、完全に、道路だけになってしまうと、辿るのは、難しい。
自然の、川の流れの如く、道路が、曲がりくねっているとか、窪んでいるとか、そんなことでしか、わからなるのだ。
あとは、かつての、橋の欄干が、どこかに、残っている、あるいは、橋の名前が、交差点の、名前になっている、そんなところだろうか。
ただ、桃園川の場合、阿佐ヶ谷という地名が、浅い谷、からきているように、大地に、渓谷を、穿つような、流れではなかったはず。
むしろ、湿地帯を、伴った、緩やかな、流れだったのかもしれない。
だから、川筋跡、と思われる、道路に、平行するような、道路が、通っているが、そちらも、川筋だった可能性もある。
ひょとすると、幾本もの、細流が、交錯しながら、流れ、細長い、湿地帯、沼地を、形成していたのかも。
そういえば、地名も、天沼。
西へと、歩き続ける。
(2012年4月記)