中央線荻窪駅(天沼弁天池公園内の池)

天沼弁天池公園内の池

広い芝地の中、歩いていくと、公園の、片隅、なにやら、池が、あるようだ。
さっそく、近くに、行ってみる。
はたして、どうやら、桃園川の、源泉、弁天池であるらしい。
ようやく、辿り着いた、という、感慨、ひとしお。
と思ったが、実は、この池、天然の、池ではない。
すでに、源泉は、枯渇していた、ということだ。
そういえば、たしか、昭和の初め頃、宅地化が、始まったはず。
その後は、どうなったのだろうか。
高度成長期に入ると、住宅地の中、緑なす、池、その、風光明媚な、立地に、惹かれたのか、料亭が、建ったりする。
ただ、高度成長期の終わりには、料亭は、なくなり、しばらくして、西武グループが、買収したらしい。
どこから買収したか、というと、さっき、訪れた、八幡神社
とすると、八幡神社と、天沼、後の、弁天池、とは、とても、深い、繋がりが、あったに違いない。
話、戻るが、西武グループは、買収した、弁天池、西武ゴルフの、所有にしたものの、別邸、別宅、のような、場所として、使っていたようだ。
実際、どのような、用途にしていたのか、わからないけど。
わかっているのは、日本庭園のように、誂えていたということだけ。
そして、最近になって、杉並区に、売却され、現在は、こうして、天沼弁天池公園、となっている。
公園の、北側から、外へ出て、住宅地の中、南側、荻窪駅へ。
弁天池は、なくなっていたものの、とりあえず、水源地、だった場所を、訪れた、ということで、もう、帰ることにする。
(2012年4月記)