中央本線甲府駅(朝日町五丁目 喜久乃湯温泉)

朝日町五丁目 喜久乃湯温泉

西へ、歩いていくと、すぐに、通りの、南側、喜久乃湯温泉。
温泉、となっているが、銭湯、のようなものなのだろう。
この、銭湯、実は、小説家の、太宰治が、通った、ということで、有名なのだ。
創業は、昭和の、初め頃。
都心では、郊外が、生まれた時期。
遠く、甲府の地でも、市域が、拡大し、規模は、小さいが、郊外が、誕生していたわけか。
それどころか、日本全国、同じような、ことが、起こっていたに、違いない。
甲府、について言えば、さっき、渡った、東西に、伸びる通りよりも、北側に、住宅地が、広がり、こうして、銭湯も、開業したのだろう。
そういえば、その、東西に伸びる通り、山手通り、という名前。
甲府駅南口を、下町、とすれば、高台にあるので、たしかに、山の手、なのかな。
ただ、通りの北側、ここらへんは、閑静ではあっても、高級住宅地、ではなく、街外れ、という感じがする。
ひょっとしたら、山手通りの、南側が、甲府の街の、山の手、なのかもしれない。
わからないけど。
それはそれとして、甲府の街に、新興の、住宅地が、開かれ、銭湯が、開業。
その後、しばらくして、太宰治が、新居を構えることになった、というわけだ。
(2012年5月記)