中央本線甲府駅(舞鶴城公園高台から甲府の街を臨む)

舞鶴城公園高台から甲府の街を臨む

頂上部から、南側を、見ると、どんよりとした、黒い、雲の下、広がる、甲府の、街。
山間の中、とりたてて、産業も、資源もないのに、よく、ここまで、街が、広がったものだ。
もっとも、それは、甲府に、限ったことではなく、日本全国の、地方に、いえることだけど。
いや、自分の、住んでいる、都心の、郊外についても、それは、いえるのだが。
今後は、コンパクトシティ、中心部に、高層ビルだけがある、そういう街に、なっていくのかも。
そして、それを、取り巻く、広大な、地域は、省みられない。
社会が、そのようになっていくので、それはそれで、仕方のないこと。
でも、本当に、そうなのだろうか。
社会、あるいは、都市が、縮小していけば、それだけ、自然環境が、回復するし、一人当たりの、負担も減り、のんびりできるような、気もするのだけど。
なのに、どうして、こんなに、世の中、以前より、ぎすぎすしたものに、なっていくのだろうか。
そんなことを、考えながら、甲府城跡の、石段を降り、甲府駅に、向かう。
(2012年5月記)