銀座線赤坂見附駅(新赤坂センタービル工事現場)

新赤坂センタービル工事現場

紀の国坂に出て、また、下っていく。
坂を下りきると、そこは、元赤坂一丁目。
元赤坂にして、一丁目、となれば、赤坂、発祥の地、と考えていいだろう。
実際、さっき、下ってきた、紀の国坂は、もとは、赤坂、といったらしいのだ。
と、思ったが、話は、それほど、簡単ではない。
元赤坂のさらに、元、は、ここから東側、今の、永田町駅付近、江戸時代の、赤坂見附、台地の上だったのだ。
赤坂、という坂も、その赤坂見附から、この元赤坂までの、下り坂のこと。
いったい、どっちが、本当なのだろう。よくわからないけど。
基本的に、江戸時代より前は、高台に、集落があったので、元赤坂の集落が、台地に上、赤坂見附の場所にあった、というのは、本当だと思う。
それで、なんでまた、移転した先が、元、になるのだろうか。
まったく、わからないな。
もっとも、坂上の、集落が、移転してくる前は、この場所には、ただ、湿地帯が、広がるばかり。
とりたてて、何かあるわけではないので、そういうことどもは、あまり、重要ではないのかもしれない。
そんなこと考えながら、元赤坂一丁目を、南へ。
すぐに、東西に伸びる、青山通り沿いの北側に、新赤坂センタービルの工事現場。
歴史がないから、かくのごとく、変化は止まないのかな。
とりあえず、高層ビルが、建つ、場所には、辿り着いたわけだけど。
ということで、もう、帰ろう。
帰りは、赤坂見附駅
青山通りを東へ。さらに、坂を、下っていく。
(2010年9月記)