都営三田線板橋本町駅(本町 板橋宿跡の商店街末端)

本町 板橋宿跡の商店街末端

北へ北へと、歩いていく。
もはや、店は、まばら。
やがて、東西に伸びる、環状7号線。
ちょうど、環状7号線があるから、というわけでもないが、おそらく、ここらへんが、板橋宿の端、だと思われる。
明治時代初め頃の地図を見ても、当時の商店街は、ここまでであり、その頃の街並みは、江戸時代と、それほど、変わってはいないはずだからだ。
といって、なにか、特に、史跡があったりするわけでもない。
ごく普通の、郊外、板橋の商店街があるだけ。
ということで、もう、帰ることにする。
近くには、都営三田線板橋本町駅があるが、せっかくなので、再び、板橋宿跡の、商店街へ。
それにしても、今日は、寒い。底冷え。
まだ、年も明けていないのに。
そんな、寒さ募る中、商店街を、南へ南へと、歩いて行く。
商店街、そこそこに、賑やかだが、それは、年の瀬だからかな。
そういえば、明治時代初めの頃と比べ、ずいぶんと、商店街は、短くなったようだ。
いずれ、寂れて、住宅街に、なっていくのかもしれない。
時代の流れなので、仕方のないことだが。
なにか、ここへ来たときよりも、なお、寒くなってきたみたい。
早く、都営三田線の駅に入らなければ。
来年まで、あと、少し。来年は、どんな年かな。
(2010年12月記)